誰かのゴミ箱

好きなことや思ったことを気の向くままに。

【感想】推しが俺を好きかもしれない

 こんにちは。Turkeyです。

この3連休中にラノベの感想書くと言っていたのに、日曜の夜に書き始め、結果3連休終わってから出すことになってしまいました… だってスプラが面白すぎるから… 

 

 まあ、そんなどうでもいい前置きはさておき、本題に入っていきたいと思います。

今回感想を書いていく作品は川田戯曲さんの

「推しが俺を好きかもしれない」

です。

 

書影は版元ドットコム様より

あらすじ(公式サイトより引用)

【1巻】
ソみたいな現実でも、推しさえいれば生きていける。
 俺の推しは、ネットで人気の音楽ユニット『満月の夜に咲きたい』のボーカル・U-Ka(ユーカ)だ。
 ある日、彼女の配信に映ったのは――学校一可愛い俺のクラスメイト、花房憂花(はなふさ ゆうか)だった。
 クラスメイトとはいえ、推しのプライベートにオタクが干渉しちゃ駄目だ!
 なのに、なぜか花房は俺に近づいてきて!?
「ちょくちょく、遊びに来るから」
 立場を超えた交流が始まり、俺一人だけだった放課後の部室が、推しと二人の空間になっていく。
 俺しか知らない推しの一面がだんだんと増えていき――
 人気ボーカルと、陰キャオタク。格差があった二人が近づく、両片想い青春ラブコメ

 

【2巻】

俺を推してくれる女の子がいるなんて、思ってもなかった。

文芸部、廃部の危機。
居心地の良い場所を守りたい俺は、
幽霊部員だった檜原由女と活動実績を作ることになったのだが、

「あなたのことが――好き、だよ?」
唐突に、告白を受けてしまった。

部活やゲームをして段々近づいていく俺たちに、
大人気ボーカル、花房憂花(俺の推し)の様子もおかしくなっていき――

「あんたはこの夏、憂花ちゃんと花火大会に行くの」
えっ、推しからお誘い、二人きりで夏祭り!? 
推しとオタクの素直になれない両片想いは、新ヒロインの登場で急展開!

感想

 何かにつけてオタクと推しとしての関係性に悩み、自分の気持ちに素直になれない主人公・夜宮光助と、複雑な乙女心や他人に寄りかかることを良しとしない信条故に素直になれないヒロイン・花房憂花の、じれったいけれど少しずつ進展していく関係性が読んでいてとにかく面白かったです。

 陰キャオタクである主人公の視点で物語が描かれているので、同じ陰キャオタクとして共感しながら読めたのも個人的にお気に入りのポイント。(逆にオタク特有のノリが受け付けない人にはキツい可能性もあり) ヒロインの憂花もただの猫かぶりではなく、「強い自分」であろうとして努力を欠かさない、そんな姿勢もまた魅力的でした。

 2巻で本格参戦した第2のヒロイン・檜原由女は内気で自分の気持ちを素直に伝えられない、だけどアバターを介してだと少し饒舌になれる。彼女もまたちょっと面倒くさいけど魅力的なヒロインでした。個人的にビジュアル・性格面で彼女の方が好み。童○臭くね?

 しかしただの内気な女の子ではなく、(詳しくは重大なネタバレなので避けますが)転んでもただでは起きない、強い芯を持っているのが彼女の魅力。女同士のバチバチの口喧嘩もとても引き付けられました。

 2巻で綺麗な終わり方をしているから、この作品はここで完結かもしれないけれど、これからの彼らの関係がどうなっていくのかが気になってしまうのはオタクの性。いつの日か続きが出るのを密かに願っています。

 

最後に(?)

 いざ感想をまとめてみるのって意外と難しいですね… いろいろと冗長に書きすぎたかも。でもこうして自分の好きなものについて文章書くのって結構面白いかも。

 また近いうちに何か書きたい所存。